インターネットに接続できる情報端末等を安全に使うために

保護者の皆様へ


米原市立河南中学校
校長藤木利彦


インターネットに接続できる情報端末等を安全に使うために


保護者のみなさんの関心・見守りが最強のフィルタリングになります!
インターネットに接続できる環境が普及し、益々ネット社会化する現在、インターネットに接続できる端末を利用し、さまざまな情報を簡単に入手することができるようになりました。
しかし、便利な反面、情報端末(パソコン、スマートフォン、携帯型ゲーム機等)、メール、掲示板、ツイッター、ライン、フェイスブックなどのSNSを正しく利用することが大切です。確かにスマートフォン等は便利な道具ですが、友人関係が見えなくなる(いつ、だれから、男子か、女子か)などの危険性があります。近年のトラブルのほとんどが、SNSへの書き込み、動画のアップが関わっています。学校でも正しい情報端末の利用などについて指導をしていますが、もっとも重要なことは、家庭で日々情報端末の利用について子どもと話し合いを持つことです。そのことが見えないトラブルを未然に防ぐ有効な手段となります。すでに子どもがスマートフォン等を利用している場合は、定額制であっても毎月のデータ通信量の変化などに充分注意してください。極端にデータ通信量が増えている場合は、子どもにどのようなサイトを利用しているか、どのような動画を視聴しているかなどを確認し、家庭内ルールの再確認を行ってください。学校に持ち込むことがないようによろしくお願いします。また、下記の注意事項につきまして、お子様にご指導ください。



① SNSに誹謗中傷(悪口)を書かない(一方的な自分の思いの発信)
人の心を傷つけることは人権侵害にもなります。掲示板の匿名性を利用して、個人を特定するような内容が書かれ「ネットいじめ」の加害者や被害者になる事件も増えています。場合によっては犯罪になることがあります。

② フィルタリングを設定する
子どもにふさわしくない有害サイト(大人向けサイトや怪しいサイト)に接続できないようにすることが大事です。新規購入の際には、必ず「フィルタリング」を購入条件にして、その場で業者に申し込み、子どもに求められても安易に解除しないことが子どもを守る上で大変重要なこととなります。

③ 家庭用ゲームソフト(オンラインゲーム)のCERO指定を確認する
中学生もオンラインゲームで遊ぶ事は珍しくありません。しかし、思春期である中学生はゲームを選ばなければいけません。その基準がCERO指定です。CERO指定はゲームの表現方法に対して対象年齢を定める為の指標です。
また、オンラインゲームにはマルチプレーヤーモードがあることが多く、チャット機能も利用することができます。複数のプレーヤーとつながることもできできるため、保護者が注意しておくことが必要です。

④ ネット社会の危険性を認識しておく
ネット上では、相手の本当の姿や心は全く見えません。
いくらでも相手を騙すこともできます。言葉巧みに近づくことができます。特に以下のものには十分注意させましょう。
●マッチング系サイト、アダルトサイト等
●マルチ商法等
●不当・架空請求等
●甘い言葉の広告メール等

⑤ お金のことやデータ通信料のことも知っておくこと。
契約内容によっては、思わぬ高額料金の請求が来ます。どんな時、何にどれだけの料金がかかるのか知っておくこと。

 

参考資料 

CERO指定

わが家のネット3カ条